MATH POWER 2017 向けに巨大パズル作成(5) SAMURAI SUDOKU


2017年 09月 11日

合体ナンプレ、海外では GATTAI SUDOKU または単に GATTI と呼ばれている。
さらに、海外では、合体の仕方によって、独特の和名がつけられている。
それらについては、Sudopedia というページが非常に詳しかったのだが、今は無くなっている。
しかし、Sudopediaのミラーが存在するので、それを元に今回は色々紹介というか、説明をしよう。

ここが、SudopediaのミラーのMain Pageである。
解法(Solving Technique)は非常に詳しいが、今回は説明を省略する。

Sudokuの数学的な事柄(Mathematics of Sudoku)についても詳しく、MATH POWER の人には読むと面白い内容が多いと思うが説明が大変面倒そうなので省略する。

今回は、合体(Gattai)についてのみ紹介する。
2合体から25合体について、和名がついているのが分かるだろう。
以下は、その中の一部である。


gattai-naming.png特に有名なのが、5合体であり、SAMURAI と呼ばれている。
実際に、この形だけのSAMURAI問題集が海外では多数販売されている。
ちなみに、 amazon.com で samurai sudoku で検索すると、こんなに出てくる。
また、Googleでもやってみると、こんなに出てくる。

問題集の表紙に1問見えているのが多いのだが、ヒント(問題の数字)の配置がぐちゃぐちゃというか、汚いのが一般的である。
Googleの検索ではさらに汚い問題が並ぶ。
こういうのばかり見ていると、美的センスが腐ってしまうのではないかと思う。

それで、もうちょっと綺麗な、すっきりした問題を作ってみた。

samurai-41968.png
ヒント数は84にしてみた。
このくらいなら、簡単に作れる。基本的なテクニックだけで解ける問題であるが、ヒント数をこのくらい減らすと、どうしてもレベルが上がるのだが、できるだけやさしい問題にしてみた。
上級者なら、すらすら解けると思う。

世界のSAMURAIはヒントが多く、100を超えることも珍しくない。
でも、そういう美しくない(汚い)問題は作りたくない。
まず美しく、そして難易度はいかようにも調整できるようにしたい。
人工知能とコンピュータがどんどん高速化したことで、それが可能になった。

mathpower2017.pngのサムネール画像