MATH POWER 2017(最終方向・下)247合体が制限時間ぎりぎりで…


2017年 10月 14日

MATH POWERも、開始24時間を過ぎ、じわじわと埋まってくるのだが、よく見るとこんなミスが発生しているのだ。

DSCN0890 (600x448).jpg
D1の上の9×9(青枠)は埋まっているのだが、その右の9×9の青枠の中で矛盾が発生している。
重なっているオレンジ枠の最上段が、6 2 5 9 _ 31 _ _ となっているのだが、この1の右マスには入れられる数字がないのだ。
つまり、どこかが間違っている。

答の同じ部分:
anspart1.png
D1の上の9×9の中にミスがかなりある。
ということで、親切に間違っているところをどんどん消すことで応援することにした。

実は、これをやると忙しい。
どこに発生するかわからないので、答を持っているからといって、全マスチェックするのは大変だ。
最終的にどこまで(何合体)完成したかの確認のために、チェッカーが2名いる。
だから、チェッカーというより、ミスに陥って、ミスが蔓延するのを適当に防ぐ必要があるので、効率よくチェックすることにした。

どうしたかというと、重なっている3×3のブロックだけをチェックした。
重なり部分が正しければ、バグがさらに先に伝染することがない。(わかるよね)
という横着な方法でチェックしてはマイナスの協力に徹した。

夕方になり、残り2時間を切り、まだ半分程度である。
9×9のナンプレの数でカウントすれば、まだまだである。

でも、挑戦者数はどんどん増えてきた。
「数学×音楽・芸術」の講演を終えて247合体を解く指揮を取る先生とか、色々にぎやかなことになってきた。


DSCN0891 (600x450).jpg左側にも同じくらいの集団がいて、どちらも女性が中心になって解き進めている。
総数では女性が少ないのだが、解き進むペースは非常に堅調である。
男性の解き方は偶然で、女性の解き方は必然みたいな感じである。
実際は、男性は9×9に視野狭窄が起きているようなのだ。
女性は、隣の9×9もちゃんと見ている感じである。
合体ナンプレは、上下左右をしっかり見ないといけない。
さらに、1つ決まると、さらに次が決まるという連鎖が水平、垂直方向に一気に伸びていることもある。

そうこうしているうちに、メインステージではフィナーレが始まったが、247合体の前にはどんどん人が増え、もう残りの状況がどうなっているのか確かめるのさえ困難になってきた。

右の方が少しと、書き込みにくい下の方が最後に残った。

DSCN0892 (600x450).jpg下のほうに、ナンプレ女子が2名いて、延々と解き進めている。
このあたりでステージでのエンディングが終わり、ニコ生のカメラが247合体の現場にやってきた。
途中で何度か状況を撮っていたのだが、もう最後ということで、残り部分をずっとクローズアップである。

最後に、残り2合体、残り1合体、残り数マス、残り3マスとなったところで、タカタ先生の3,2,1の掛け声と共に書き込んで完成である。
予定終了時間の午後8時を15分ほど過ぎた時点で完成し、大きな拍手が起きた。
そして、ニコ生の画面は8888で埋め尽くされた。

mathpow2017ending_247_1.jpg
mathpow2017ending_247_2.jpg
DSCN0895 (600x450).jpg

完成した247合体の前で記念写真を撮る人も大勢いた。

問題を作った側としては、難易度調整が上手く行ったかどうかが最も気になる点であった。
数学が得意、好きな人が集まるのは間違いないのだが、でも、ナンプレ、さらにはパズルが得意な人が集まるか、参加者のパズル能力を判定する方法がないまま問題調整をしていたので、ほぼ予定の時間で解かれて、めでたしめでたし、成功だ。



mathpower2017.pngのサムネール画像