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書評:『Chainerで学ぶディープラーニング入門』

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Chainerで学ぶディープラーニング入門
DEEP LEARING WITH Chainer

Chainerで学ぶディープラーニング入門


B5変形判/208ページ


定価(本体2,760円+税)


ISBN 978-4-7741-9186-7


Chainerの本が出ると、とりあえず入手するようにしている。

Chainerは日本初のDeep Learningフレームワークで、これで書くと短くなるし分かりやすい。そして、プログラムの柔軟性も高い。

ということで、応援しているのだが、なかなか本が出ないのだ。


本書は、Chainer の勉強と、Deep Learning の勉強が同時にできる入門書という雰囲気である。

しかし、どうも不思議な構成になっており、入門書という作りになっていない。


個々の技術解説は、それなりにページを割いているわけなのだが、そこからプログラミングへの繋がりがどうにも悪いのだ。

プログラムの解説は、メソッド単位とかで、かなり細かい単位にいきなり入ってしまう。

つまり、プログラムの全体像がないまま、いきなり詳細に入ってしまうのだ。

これでは、初心者は ??? となってしまうしかないのではなかろうか。


要するに、本書は、ディープラーニングの部品の説明で終わっている。


本書は、ちょっと見ると300頁くらいありそうな厚さがあるのだが、実際は200頁で、紙がかなり厚い。

個別技術については説明が詳しいところもあるのだが、全体を貫くような説明がされていないのが残念だ。

ページ数の制約や、出版を急ぐ必要でもあったのだろうか?


本書で使用されているソースコードは、GitHubに存在する。

https://github.com/ghmagazine/chainerbook

ソースコードとメモはあるが、解説がある訳ではない。


はやり、期待が大き過ぎたかな。

しかし、しっかりした本が出るかどうかは、普及に大いに影響しよう。


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このページは、fujiが2017年12月18日 00:00に書いたブログ記事です。

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