TIM Labs

2018年10月アーカイブ

今回は、280合体ナンプレの問題としての正当性について書く。

ギネス世界記録™として認めてもらうには、当然問題の正当性が保証されないといけない。

その中でも面倒なのが、解の一意性(ユニーク性)である。

「ルールを満たす解が存在し、その数は1つだけである」

これは、ギネス世界記録™だけでなく、普通にナンプレ本、ナンプレ雑誌などに載る問題でも当然保証しなければいけない事で、問題を作ったプログラムの中に、そういう検証も含まれている。

しかし、パズルを作ったプログラムで、ユニーク性を確認しても、それは保証にはならないだろう。

公式記録となるためには、第三者がユニーク性を確認しなければいけない。

方法としては、まあ色々あり、検討された。

ナンプレの権威者の保証

そもそも、ナンプレの権威者って存在するのか?

権威者なら間違わないのか? 所詮人間であり、280合体ナンプレをノーミスで解くのは神でも無い限り無理だろう。

ということで却下。

第三者のプログラムで検証

人間が無理なら、プログラムで解くことになる。

第三者のプログラムで280合体を解けるプログラムが存在するかどうかよく分からない。

誰かに頼んでプログラムを作ってもらうのは可能かもしれないが、こういうのをホイホイ作るようなプログラマとは何らかの関係があったりして第三者として認められない。

他にも問題がある。

標準の9x9のナンプレ問題を解くプログラムでよく使われる、ルールと手筋を実装して調べるのでは、問題を自動生成するプログラムに使われている方法と本質的な差がなく、正当性の検証には無理がある。

280合体が完成するかどうかなかなか事前に予想ができなかった。

ギネス記録を達成したかどうか、詳しいことは、ニコニコ生放送のMATH POWER 2018を見てもらえばわかるのだが、全部で32時間30分もあるので大変かもしれない。

ということで、ここで手短に説明する。

こういう巨大な合体ナンプレは、問題の難易度よりも、どれだけのレベルの人が、どのくらい解き続けるかの影響が圧倒的に多いので、とても難しい。

しかし、結果は、ちゃんと完成して、ニコニコの動画はこんな感じになった。

nicoguiness8888.png

32:15:57

32時間より前に完成したのだが、1マスだけ残していて、ギネス記録達成の式典の直前に、最後の1マスを書き込んで完成しときのニコニコの画面が上である。

今年のMATH POWERでは、昨年247合体がフィナーレまでに終わらなくて、少々延長して何とか終わらせたので、ちゃんと時間内に終わらせるようにしようというのがあった。
そして、今回は、ギネス世界記録™を狙うというのもあった。
今までの合体ナンプレ(マルチ数独)の記録は、2015年の中国で樹立されたもので、去年の時点で既に世界記録だったのだが、今年はちゃんとギネス世界記録™を狙おうという魂胆があったのだ。
時間内に終わる、200合体を超えれば良い、という条件だけで問題を作るのは、問題作成者および参加者のモチベーションが上がらない。
それで、次のようにした。

弊社小宮が先月開催された PyCon JP 2018で「Sphinx-2.0 とドキュメントの未来」というテーマで発表しました。

弊社 CTO の小宮はプライベートではオープンソースプロジェクト Sphinx の主要メンテナとしても活動しています。

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